吉祥寺のフレンチの人気店、「1er etage(プルミエ レタージュ)」さんの
ランチにうかがいました。
吉祥寺駅の南口を出て右手へ曲がり、大きな交差点を渡って、
そのまま井の頭通り沿いを少し歩きます。
ビルの少し奥まったところにありますが、赤い手すりが目印。
階段を2階へ上がります。
フレンチレストランといっても堅苦しくなく、明るく開放的な店内。
お洒落でカフェのような雰囲気です。
今回はシェフおまかせフルコース(4,800円・税別)をいただきます。
コースの内容は月替わり。
今の時期は「南国」がテーマだそうです。
どんなお料理なのだろうとわくわくしながら、まずはドリンクを選びます。
この後に予定があったためワインは断念。
でもノンアルコールの種類が豊富で嬉しい。
店員さんにおすすめを聞いて、ノンアルコール・白ワインの辛口にしました。
ぶどうの品種はリースリング。
爽やかな香りで夏にぴったりの味わい。
アルコールが入っていない分、
香りや風味がダイレクトに感じられるような気がします。
美味しい。
~Amuse~ ビシソワーズとサモサ
八角やコーヒーで香りづけた牛肉のサモサ。
コーヒージュレで包んたビシソワーズは、つるっと一口で頂きます。
添えられた貝殻が南国の海辺を思わせるよう。
一皿目から素敵な演出です。
パンは、一流ホテルも御用達の「STYLE BREAD」というブランドのパン。
表面は固め、中はもちもち。
素朴な味わいが個性豊かなお料理たちによく合います。
お好みで自家製のペーストバターを付けて。
~前菜~ メカジキのエスカローブ
薄切りのメカジキは柔らかく、ふわっと燻製の薫りがしました。
甘酸っぱいハイビスカスのジュレをドレッシングがわりに、
たっぷりの野菜や枝豆のピュレと絡めて頂きます。
~前菜~ 南国スイート豚肩ロースのサシーブ
「サシーブ」とは、塊肉を醤油などで漬けて焼いたもののこと。
しっかりと味が入っていてお肉だけでも美味しい。
「ルガイユ」というトマト煮込みには、パプリカなどの野菜とバターピーナッツが入っており、
お肉と合わせて食べるとより一層味に深みが出ます。
上にはココナッツを泡状にしたものに、食用花を散らして、南国の装い。
~メイン・魚料理~ シイラのポワレ
お皿が運ばれてきた瞬間、ふわっとオレンジの香りが。
焼いたオレンジの皮を削って散らしているそう。
皮目がパリッと焼かれたシイラは、身がふっくらしていて優しい味。
下にはザンブローカルという炊き込みご飯が敷いてあります。
グレープフルーツをベースにしたソースに、
フレッシュなズッキーニやパパイヤなどの野菜たち。
合わせる食材によって様々な味わいが楽しめます。
~メイン・肉料理~ 群馬あかぎ和牛のロティ
牛肉はランプの部位を使用。
表面は香ばしく、中はジューシーで柔らかな、絶妙な火入れ加減。
赤ワインのソースはコーヒー豆で香りづけがされていてコク深い。
アチャールという、南アジアのピクルス(漬物)と、新鮮野菜を添えて。
上質な食材と、シンプルな美味しさが引き立つ一皿。
お食事とデザートのつなぎとして。
ブリオッシュをさくさくに焼いたものにフォアグラのムースを載せたもの。
柑橘のコンフィチュールをつけると一気にデザート風に。
~デザート~ ヌガーグラッセ・モカ
ひんやり、しゅわっと軽い口当たりの中に、ナッツやレーズンの風味がふわりと広がります。
コースの締めくくりにぴったりのデザートでした。
スパイスやハーブ、柑橘をふんだんに使い
香りを忍ばせたり、引き立たせたり。
味はもちろん、香りや見た目、五感すべてで楽しむ感じ。
まさに異国に旅したかのような気分にさせてくれる、
楽しいお食事のひとときでした。
人気店というのも納得です。
季節ごとに訪れたくなるお店です。
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プルミエ レタージュ(1er etage)
0422-27-2028
東京都武蔵野市吉祥寺本町2-21-10 モミジ第三ビル 2F
11:30 – 15:00(L.O. 料理13:00 ドリンク14:30)
17:00 – 22:00(L.O. 料理20:00 ドリンク21:30)
定休日 火・水