武蔵野市民にとっては、何かと足を運ぶことが多いであろう武蔵野市役所。
ここの8階に、3月31日に「さくらごはん」という市役所食堂がオープンしました。
こちら、いわゆる「市役所食堂」と表現するには
あまりにもハイレベルなお店なのですよ…!
店内はこんな感じで、広~いですね。
入ってすぐのところに、今日のメニューが見本として並んでいます。
肉メインの定食、魚メインの定食、武蔵野うどんと
絞り込んだメニュー展開でお値段は600~800円ほど。
市役所の食堂にしてはメニューは少ないし、お値段もそう安くない?
そう思う人もいるかも知れませんが、それだけの価値があるのです。
武蔵野うどんにもひかれましたが、今日はトロアジのフライ700円で。
どのメニューも内容は1~2週間で入れ替わるそうです。
トレイを持ってご飯や味噌汁を受け取って、ケースから小鉢2種類を自分で
取る仕組み。煮物、サラダ、甘味など10種類以上もあるから多いに迷います。
さて、たくさん席があるけどどこに座るかな…
特等席はやっぱりここ!突き当りの窓に面したカウンターです。
大きな窓からは青々としげった緑が広がって景色が最高。
春には満開の桜が見えて、キレイだろうなー。
正面に目を向けると、三鷹のタワーまで見渡せます。
う~ん、景色がいいって気持ちいいね。
しばし景色を楽しんだところで、いただきま~す。
あじフライは、身厚なあじにザクザクとした衣がおいしい。
極めつけはこのソース!
タルタルソースはヨーグルトを加えてあるからどこか爽やかな酸味、
中濃ソースだって、赤ワインを隠し味に加えた工夫ある味。
おいしくって、二つのソースをたっぷりからめていただきました。
市役所食堂で、ソース一つにまでこだわっているとは。
ドレッシングも市販品ではなく自家製らしいです。
さらに注目なのが、こちらのご飯。
お釜で炊いているから、ふっくらしていておいしい。
小鉢もただものじゃありませんよ…!
一見漬け物に見えるこちらは、大根のカレーマリネときゅうりのピクルス。
ほんのりカレー風味のマリネが絶妙な味加減。
もう一つの小鉢は、2色豆のゼリーがけ。
ゼリーがキラキラ☆輝いていて、なんともキレイ。
ほっくり炊かれたお豆に、少し甘めのゼリーがかかっていて箸休めに最適。
武蔵野市内の野菜や友好都市の特産品を使っているのも、
こちらの特徴ですね。
運営しているのは武蔵野市の「社会福祉法人武蔵野」。
経験豊富で熱意あるシェフとともに、障害を持った方も働いています。
見事な景色に、「市役所食堂」の域を超えたこだわりを感じるメニュー。
役所での手続きがなくても、わざわざご飯だけ食べに行きたくなる、
そんなお店でした。
(こちらの店の隣にあるパン屋さんも、
「天然酵母」「国産小麦」などのコピーが掲げてあっておいしそうだった!
このお店も紹介せねば!と、意欲に燃えております。後日紹介します)
武蔵野市緑町2-2-28 武蔵野市役所南棟8階
(注意:吉祥寺駅からは離れています。吉祥寺駅や三鷹駅からバスがあります)
0422-56-8191
11:00~15:00(L.O.14:00)